エリシペラとは何か?
エリシペラの概要
エリシペラは、皮膚とその下層組織の浅い部分に起こる細菌感染症です。主な原因菌はA群連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)で、皮膚や軟部組織のさまざまな感染症を引き起こすことがあります。軽度の膿痂疹(にきびのような感染)から、稀ではありますが組織を壊す壊死性筋膜炎まで幅広い症状があります。
主な症状
エリシペラは、感染部位が急速に赤くなり、熱感・腫脹・圧痛を伴います。病変の境界ははっきりとしており、健康な皮膚と感染した皮膚の間に鋭いラインが見られます。皮膚は光沢があり張りがあることが多く、小さな水疱や潰瘍ができることもあります。
発生部位
最も多いのは下肢ですが、顔・腕・体幹部にも発症します。免疫力が低下している高齢者、糖尿病患者、手術後の患者などで発症リスクが高まります。
治療法
治療は主にペニシリン系やセフェム系の抗生物質が用いられます。症状が重い場合や合併症が疑われる場合は入院し、静脈内投与が必要になることがあります。
予防策
日常的な手指衛生や皮膚の清潔を保ち、外傷や擦り傷をできるだけ防ぐことが重要です。また、皮膚感染が疑われたら早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが予防につながります。
