モビリティ製品情報
障害者の移動を支援する製品は、米国障害者法(ADA)の認知向上により、様々な分野で開発が進んでいます。本稿では、手・足・目・耳の機能補助に役立つ代表的な製品を紹介します。
手
- 脳卒中や神経障害、切断により手の機能が失われた方でも、日常の多くの作業が可能になる製品があります。たとえば、食材を挟んで固定できるカスタムカッティングボードや、片手でステーキを切れるロッキングナイフ・フォークの組み合わせ、伸縮性のある靴ひも(ワンタイムで結び、脱ぎ履きが簡単)、長めのハンドルを持つヘアブラシなどがあります。
足
- 足や脚の怪我・障害者向けに、歩行を安全にサポートするデバイスがあります。膝歩行器は、膝をパッド付きカートに乗せ、負傷した脚を支えて体重をかかとにかけずに、健康な脚で前進します。杖や車椅子より安定し、操作も容易です。
- パーキンソン病などで歩行が不安定な方には、レーザー付き杖が有効です。ハンドルのボタンを押すと、足元に赤いレーザー光線が水平に投射され、踏み出す位置を視覚的に示すことで「フリーズ」現象を防ぎます。
目
- 視覚障害者向けの支援機器として、拡大レンズ付き眼鏡でテレビや印刷物が見やすくなります。また、音声で時間を知らせるトーキングウォッチや、体重を測定して音声で結果を伝えるトーキングスケールもあります。
耳
- 聴覚に課題がある方のための音声増幅製品が多数あります。振動アラーム時計は朝の目覚めを確実にし、ストロボライトは電話や来客の呼び出しを視覚で知らせます。電話増幅器は電話音を補聴器へ送信し、テレビ増幅器はテレビ音を補聴器経由で聞くことができ、周囲の人と音量を調整しながら視聴できます。
