スリングの装着手順

腕の脱臼や骨折などで、腕を固定する必要がある場合にスリングを作り、装着する手順をご紹介します。正しく装着すれば、腕の動きを制限し、痛みや二次的な損傷を防げます。

手順

  1. スリングに使用できる素材を探します。救急キットがあればスリング用の布や包帯があります。キットがない場合は、衣類(例えばTシャツやタオル)を切って代用できます。

  2. 患者の腕を位置決めします。腕を腹部に乗せ、可能で痛みが少ない場合は肘を約90度に曲げさせます。強い痛みがあるときは無理に曲げず、自然な位置に保ちます。

  3. スリングを三角形に折りたたみ、腕と体の間に置きます。肘が三角形の頂点(最も高い部分)にくるように配置します。

  4. スリングの片方の端を、患側の反対側の肩に掛け、もう一方の端を腕に掛けて同じ肩へ持ち上げます。その後、首の後ろでゆるく結び、固定します。

  5. 快適さを調整します。手首は肘よりやや高く位置させ、指は外側に出しておくと動きや血行の確認がしやすくなります。

  6. 手首の脈拍を確認し、血行が十分に確保されているかをチェックします。むくみや色の変化がないかも併せて確認してください。

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