応急処置中に脊椎損傷者を安全に移動させる方法
はじめに
脊椎損傷が疑われる場合、原則として医療従事者のみが搬送すべきです。しかし、滑りやすい斜面や凍結した川など、直ちに危険が迫っている場合は、同行者とともに安全な場所へ移動させる必要があります。
手順
1. 準備
- リーダーを決める:現場で最も経験のある者がリーダーとなり、全指示を出す。
2. 救助者の配置
- リーダーは負傷者の頭部上部に立ち、足の方向を向く。両手で頭部をしっかり固定し、動かさないようにする。
- 左右それぞれに2名ずつ配置する。右側:胸部と骨盤に1名ずつ。左側:腰部と脚部に1名ずつ。
- 各救助者は、持ち上げる体の部位の上に手のひらを上向きにしてかざし、腕の位置を確認する。
3. 持ち上げ・移動・下ろし
- ステップ5で確認した手の位置に合わせ、手と前腕をできるだけ負傷者の下に入れ、揺さぶらないように注意する。
- リーダーの合図「3で持ち上げ、1、2、3!」で全員が同時に持ち上げる。障害物がないように必要な高さまで持ち上げる。
- リーダーの合図「3で移動、1、2、3!」でゆっくりと目的地へ移動する。
- リーダーの合図「3で下ろす、1、2、3!」で安全に下ろす。
