ストリークプレート法による細菌分離技術

使用器具

接種ループは微生物を移すために使用します。ニクロムまたはプラチナ線に小さな円形ループが付いたもので、もう一端はハンドルに差し込めます。プラスチック製の使い捨てループもあります。細菌は増殖しなければ分離できません。接種は、寒天という固体培地を満たした浅い円形のペトリ皿で行います。寒天は細菌が自然に育つ環境を模倣し、皿は滅菌され、蓋をして外部汚染を防ぎます。ストリークプレート法では、接種ループをバンゼンバーナーの炎で度々滅菌します。

原理

ストリークプレート法は、混合サンプルから特定の細菌を分離する最も一般的な手法です。培地上で細菌数を段階的に希釈し、密度を下げることで、個々のコロニーを観察・分離できるようにします。コロニーとは、肉眼で見える細菌の集団で、すべて同一の母細胞から増殖した純粋な集団です。純粋なコロニーを別の培地に移すことで、単一菌種の純粋培養が得られます。

手順

正しく行うと、サンプル中の細菌が薄く広がり、単一細胞が分離したコロニーとして増殖します。まず、接種ループを炎で滅菌し、培地に触れて冷却します。次に、サンプルにループを浸し、皿の一部を前後に動かして拡散させます。ループを再度滅菌・冷却し、先ほどの領域を数回通過させながら隣の領域へジグザグに引きずります。これにより、最初の領域から少量の細菌が次の領域へ移り、さらに希釈されます。この操作を必要な回数繰り返すことで、最終的に単離コロニーが得られます。なお、最初のサンプルは最初の領域にのみ接種します。

代表的な方法

ストリークプレート法は、分割する培地領域の数によっていくつかのバリエーションがあります。

  • T字ストリーク法:上部と下部2つの等しい領域、計3領域に分けます。最初の接種は上部に行い、そこから下部の一つへ、さらにもう一方の下部へと細菌を引きずります。
  • 四分法(クアドラント法):皿を4つの等しい領域に分け、順にストリークします。
  • 連続ストリーク法:皿の上半分に接種した後、皿を180度回転させ、下半分を同じループで滅菌せずにストリークします。

これらの手法を適切に実施すれば、混合サンプルから目的の菌株を効率的に単離でき、微生物学的研究や臨床診断に活用できます。

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