オルニチンの副作用と注意点
概要
オルニチン(L-オルニチン)は、必須アミノ酸ではありませんが、クエン酸回路(クレブス回路)でアルギニンが分解されて生成されます。体内ではプロリン、シトルリン、グルタミン酸の合成に利用され、これらは細胞エネルギー供給に重要です。また、カルニチンやアルギニンと組み合わせることで体脂肪の減少や筋肉増強が期待できます。
オルニチンの主な効果
筋肉増強サプリとしてボディビルダーに利用され、成長ホルモンやインスリンの分泌を促進し、筋組織の生成を早め、加齢による筋肉減少を抑制します。
肝硬変の症状緩和に有効とされ、肝臓の有害なアンモニアを除去します。また、創傷治癒や組織修復を助け、手術後やがん治療後、外傷・火傷・感染症からの回復期間を短縮します。
摂取方法と推奨量
オルニチンは乳製品、卵、魚、肉などの食品に含まれ、通常の食事だけで1日約5 gが摂取できます。サプリメントで補う場合は、1日5〜10 gが目安とされています。
副作用
通常の範囲内での摂取ではほとんど副作用は報告されていませんが、1日10 gを超えると胃腸の不快感が起こることがあります。20 g以上の過剰摂取は骨や関節の変形を引き起こす可能性があります。現在、オルニチンと相互作用する薬剤は確認されていません。
使用上の注意
妊娠中・授乳中の女性、または妊娠の可能性がある女性は摂取を控えてください。
子どもや思春期の青年は、アルギニンと同時に摂取すると成長過剰(巨人症)になるリスクがあるため、医師の指導なしに使用しないでください。
統合失調症やヘルペスの既往歴がある方は使用を避けるべきです。
