マウスの血圧測定手順(テイルカフ法)
医療技術が進む現代では、動物実験は欠かせません。医師が処方する降圧薬が安全で有効である理由は、まず実験用マウスで検証されたからです。多くの研究機関がマウスの血圧測定を行っており、代表的な方法がテイルカフ法です。ここでは、テイルカフを用いたマウス血圧測定の手順を詳しく解説します。
必要なもの
- 温熱プラットフォーム
- 赤外線体温計
- テイルカフセンサー
- 固定具(リストレイナー)
- チューブ類
- バルブインフレーター
- 血圧測定用ソフトウェアまたはチャートレコーダー
- 石鹸
- 水
測定手順
測定を行う部屋の環境(温度・騒音)を整えます。環境がマウスにストレスを与えると結果が変わります。
マウスをやさしく持ち上げ、個体を確認します。
温熱プラットフォームの温度を赤外線体温計で測定し、適正温度であることを確認します。低すぎると測定ができず死亡リスクが高まります。高すぎるとストレスや脱水が起こります。
機器を接続します。テイルカフセンサーをリストレイナーに取り付け、チューブでバルブインフレーターに接続します。同時に血圧読み取り用ソフトウェアやチャートレコーダーも接続しておきます。
マウスを1匹ずつ尾をつかんでリストレイナーに入れ、側面に尾が通る開口部を確認します。
テイルカフを装着し、リストレイナーに固定して動かないようにします。
測定前に5分間休ませます。
テイルカフが外れた場合は測定を一時停止し、正しい位置に戻します。
測定結果を記録します。
測定が終わったらマウスをリリースし、元のケージに戻します。
使用した機器は石鹸と水で洗浄し、アンモニアは使用しないでください。
