大きな隕石が海に衝突したらどうなるか?
隕石は小惑星よりも小さい宇宙の破片や岩石です。毎日数百個の隕石が地球の大気圏に突入し、流星となります。その多くは大気中で蒸発し、地表に到達しません。現代に大きな隕石が陸地に落下した例はありませんが、海に衝突した場合の影響は科学的に予測できます。
衝突クレーター
陸上でも海中でも隕石が衝突するとクレーターが形成されます。海中の場合は水の抵抗により、同じ隕石でも陸上より浅いクレーターになります。
津波
隕石が水を押しのけることで巨大な津波が発生します。隕石の質量と衝突地点からの距離から波高を算出できます。衝突直後の津波に加え、衝撃で発生する蒸気やプレート変動により二次的な波も生じます。
火災と酸性雨
十分に大きな隕石は大気圏突入時に摩擦熱で破片が発火し、地球規模で火災を引き起こす可能性があります。その際に大量のすすが大気中に放出され、水蒸気と反応して硝酸雨を形成し、オゾン層を破壊します。
オゾン層破壊
酸性雨の生成過程で生成される中間生成物がオゾンと反応し、不可逆的にオゾンを分解します。オゾン層が薄くなると有害な紫外線が地表に増加します。
大量絶滅
大規模な隕石衝突は、津波、酸性雨、全球的な火災、オゾン層の喪失を引き起こし、生態系を壊滅させます。植物は火災と酸性雨、そして日光遮断によるすすで死滅し、食物連鎖が崩壊し、多くの動植物が絶滅に追いやられます。
