寒冷環境での安全対策
住まいの準備
- 天気予報をこまめにチェックし、食料や非常用備蓄を確保する。
- 65歳以上の高齢者は、室内の見やすい場所に温度計を設置し、室温の変化に敏感になるようにする。
- 断熱材、二重ガラス窓、断熱ドアなどで住宅の気密性を高め、冷気の侵入を防止する。
- 暖房機器(ストーブ、暖炉、ファンヒーターなど)が正常に作動するか事前に点検し、特に煙突や排気口は年に一度専門業者に清掃・点検してもらう。
- 炭酸ガス中毒防止のため、石油ストーブや薪ストーブ、暖炉の近くにバッテリ式一酸化炭素警報器を設置し、電池は定期的に交換する。
- 消火器を常備し、屋内でキャンプ用コンロ、発電機、炭火焼きグリルなどを使用しない。
自身の保護
- 風速と気温を合わせた「風寒指数」は体感温度を示す。風が強い日は外出を控え、できるだけ屋内で過ごす。
- 防寒対策として、以下の装備を推奨する。
- 首元や顔を覆う厚手のマフラー・ネックウォーマー
- 手袋(ミトン)や防水・防風のスキンレスシューズ
- 保温性の高いインナー(ヒートテックなど)
- 風を通さないジャケットやウインドブレーカー
- 防寒コート、トレンチコート、耳あて、厚手の編み帽子
低体温症・凍傷のサインを見分ける
- 低体温症(ハイポサーミア):体温が正常より急速に低下し、意識混濁や記憶障害、震え、倦怠感、眠気、言語障害が現れる。症状が疑われたらすぐに救急車を呼び、可能であれば濡れた衣服を取り除き、胸・首・股関節・頭部を温め、電気毛布や体温保持用の乾いた毛布で皮膚と皮膚を直接接触させて保温する。
- 凍傷(フロストバイト):指先・足指・耳・鼻・顎など露出部が感覚喪失や皮膚の変色を示す。重症になると組織壊死し、最悪の場合は切断が必要になる。予防が最重要だが、発症した場合はすぐに温かい(熱すぎない)水に浸け、血流回復を図る。