紫外線が人に与える影響を左右する要因とは
屋外での活動は楽しいですが、日光に含まれる紫外線(UV)は皮膚にダメージを与え、皮膚がんやその他の皮膚疾患のリスクを高めます。UVはUVA、UVB、UVCの3種類があり、長時間の曝露は誰にでも害を及ぼしますが、影響の度合いは人それぞれです。以下に、紫外線の影響を受けやすくする主な要因をまとめました。
肌のタイプ
- 人種、民族、目や髪の色、そばかすや母斑(ほくはん)のできやすさなどが紫外線感受性に影響します。カナダ職業安全衛生センター(CCOHS)は、常に日焼けしやすく日焼けしないタイプIから、常に日焼けしやすく日焼けしにくいタイプVIまで、6つの肌タイプに分類しています。
服用中の薬剤
- 一部の内服薬や外用薬は紫外線によるダメージを増大させます。抗生物質、降圧薬、抗凝固薬、経口避妊薬、利尿薬などが該当し、化学ピーリングやシミ除去の軟膏などの外用薬も感受性を高めます。
遺伝的要因
- 遺伝性疾患も影響します。例えば、乾燥肌症(乾皮症)やアルビニズム(色素欠損症)は紫外線に対するリスクが高くなります。
日焼けベッドの使用
- 日焼けベッドはUVA(いわゆる「日焼け光」)だけでなくUVB(「やけど光」)も放出します。UVAは皮膚の深部まで浸透し、長時間の使用は皮膚がんのリスクを高めます。
年齢要因
- 子どもの頃の強い日焼けは成人期の皮膚がんと関連しています。また、思春期の行動様式は長時間の無防備な日光曝露につながりやすいです。加えて、加齢に伴い皮膚が薄くなり、短時間でも紫外線の影響を受けやすくなります。
職業上の曝露
- 長時間屋外で作業する職業や、コールタール、ピッチ、クレオソート、ヒ素化合物、ラジウムなどに接触する仕事は紫外線被曝リスクが高まります。
疾患による感受性
- 全身性エリテマトーデス(SLE)や多形光過敏症などの免疫系疾患は紫外線に対して感受性が高くなります。太陽光から得られるビタミンDは免疫疾患に有益ですが、過度の曝露は逆に症状を悪化させることがあります。
