アイダホ州ポンダレイで増加するナンキンムシの実態と対策
ナンキンムシの見分け方
ナンキンムシは小さなゴキブリに似ており、体は平らな楕円形です。成虫は約4.5mm(約3/16インチ)で、赤褐色から茶色の色をしています。唯一の餌は動物の血液、特に人間の血です。北アイダホの人口増加がナンキンムシの繁殖機会を増やしています。ナンキンムシは病原体を媒介しませんが、刺されるとかゆみや赤い腫れが生じ、アレルギー反応を引き起こすことがあります。刺すときは長い口吻で皮膚を貫き、3〜10分間血を吸います。その後、マットレスの隙間に潜んで血液を消化します。
観光客とナンキンムシの関係
夏になるとポンダレイは温暖な気候を求めて多くの観光客が訪れます。観光客はホテルに宿泊したり、古着やブランケットなどの中古品を購入したりしますが、これらの持ち物にナンキンムシが付着していることがあります。旅行者が衣類や持ち物に潜んだナンキンムシを新しいホテルや自宅へ持ち込むと、マットレスや家具に広がります。特に中古品は購入後すぐに洗濯しないケースが多く、ナンキンムシが新たな地域へ拡散するリスクが高まります。
防除に使われる薬剤の変遷
かつてはDDTが広く使用され、米国のナンキンムシはほぼ根絶されました。しかし、DDTは環境への影響が大きいため使用が中止され、現在は効果が限定的な農薬が主流です。その結果、ナンキンムシは再び増加しています。ポンダレイのような70〜80°F(約21〜27°C)の暖かい環境は、ナンキンムシの繁殖に最適です。
被害報告と対応
夏の観光シーズンが終わると、ナンキンムシの通報が急増します。観光客が自宅で刺されてしまったり、持ち帰った品物に虫が付着していることが報告されます。ホテル側は顧客の信頼を守るため、迅速に駆除作業を行うことが求められます。
