余命損失年数(YLL/YPLL)の計算方法
余命損失年数(Years of Life Lost, YLL)や余命損失潜在年数(Years of Potential Life Lost, YPLL)は、死亡年齢と事前に定めた基準年齢との差を測る人口ベースの死亡指標です。以下の手順で、集団や個人のYPLLを簡単に算出できます。
計算手順
対象となる集団の死亡年齢データを収集します。保健所、新聞、自治体の記録、または家族の死亡年齢などが利用できます。データは一覧表やスプレッドシートにまとめておくと計算がスムーズです。
基準年齢(終了年齢)を決定します。米国国立保健統計センターでは、現在75歳を基準年齢としています(1996年までは65歳が使用されていました)。
「死亡年齢」と「YPLL」の2列からなる表を作成し、左列に収集した死亡年齢を入力します。
各データ点について、基準年齢から死亡年齢を引いてYPLLを算出します。例:基準年齢が75歳で、対象者が17歳で死亡した場合、YPLLは 75 − 17 = 58 年となります。
すべてのYPLLを合計し、集団全体の余命損失年数(YPLL)を求めます。
この方法を使えば、人口統計データや個別ケースの余命損失を迅速に把握でき、健康政策や予防対策の評価に活用できます。
