アメーバの特徴と生活様式

アメーバは単細胞生物で、ヒトのような多細胞生物とは異なり、すべての生命活動をひとつの細胞内で行います。微小ながらも、地球上で最も興味深い生物の一つです。

消化

アメーバは食べ物を取り込み(包囲)て消化します。餌に向かって細胞膜が「U」字状に伸び、食物杯と呼ばれる開口部が形成されます。その開口部が閉じられ、食物が内部に取り込まれた後、食物液胞ができ、酵素が餌を分解して吸収します。消化できない残渣は細胞外へ排出されます。

呼吸

アメーバは酸素を拡散により細胞全体で取り込み、二酸化炭素を放出します。空気を吸うわけではなく、外部の水中に溶けたガスが細胞膜を通って直接内部に入り、代謝に利用されます。窒素化合物の老廃物も同様に拡散で排出されます。

運動

アメーバは偽足(ペンギン足)を伸ばすことで移動します。外側の細胞質(外胞)を前方に伸ばし、内部の細胞質(内胞)を流入させて液状化させ、前進します。偽足は任意の方向に形成できるため、ランダムに移動できます。

繁殖

主に二分裂で増殖しますが、環境が厳しいと嚢(シスト)を形成し、胞子として拡散します。シスト内部で核が分裂し、多数の新しいアメーバが生まれ、シストが崩壊すると放出されます。

感覚

特定の感覚器官はありませんが、細胞全体が外部の化学的・物理的変化を感知します。酸性・アルカリ性の水や強い光など不適切な環境を検知すると、より好ましい場所へと移動します。この感覚が餌探しにも役立ちます。

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