飲料水のpHが低いときの対処法
概要
飲料水のpHは水に含まれる水素イオン濃度を示す指標で、0〜14のスケールで表されます。7未満は酸性、7を超えるとアルカリ性です。米国環境保護庁(EPA)は飲料水のpHを6.5〜8.5の範囲に保つことを推奨していますが、規制は行っていません。地理的条件や酸性雨により自然にpHが低くなることがあります。pHが低いと、銅配管で青緑色の腐食、鉄製パイプで赤色のさび、配管の漏水や重金属の溶出などの問題が起こります。
必要なもの
- pHテストキット
- 硬度テストキット(カルシウム・マグネシウム測定)
- 中和フィルター(カルサイトまたは炭酸カルシウム)またはソーダ灰・化学注入ポンプ
- イオン交換装置または軟水装置
手順
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水質の測定
まずpHを測定し、必要に応じて重金属の有無も確認します。pHが極端に低い場合は、酸化マグネシウムで事前処理を行うと効果的です。公的機関や認定ラボに依頼して正確な数値を取得しましょう。
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中和フィルターの設置
カルサイト(炭酸カルシウム)を使用した中和フィルターを取り付け、低pHを中和します。フィルターは定期的に点検・交換し、効果が持続するよう管理してください。
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硬度(ミネラル)調整
硬度テストでカルシウムが120 mg/L以上、またはマグネシウムが180 mg/L以上の場合は、カートリッジフィルターやイオン交換樹脂、軟水装置で除去します。硬度が高いと石鹸の泡立ちが悪くなるだけでなく、フィルターの寿命も短くなります。
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化学的中和(大量処理向け)
大量の水を処理する場合は、化学注入ポンプでソーダ灰(炭酸ナトリウム)を加えます。必要に応じて次亜塩素酸ナトリウムで消毒したり、鉄分除去のために次亜塩素酸塩系漂白剤を併用することも可能です。
ポイントまとめ
・pHは6.5〜8.5が理想的。
・低pHは配管腐食や重金属溶出の原因になる。
・まず正確に測定し、必要な対策を段階的に実施する。
