ベンゼン空気測定の方法と必要な機材
ベンゼンはガソリンやタバコ、火山の噴火などの燃焼時に発生し、プラスチックや潤滑油、農薬などに利用されます。ベンゼン蒸気を高濃度で吸い込むとめまい、心拍数の増加、最悪の場合は死亡に至ります。低濃度でも長期的に曝露するとがんや不妊症など深刻な健康被害を引き起こす恐れがあります。このため、米国労働安全衛生局(OSHA)は職場での短期・長期曝露限度を定めています。
多くの人はベンゼンの甘い臭いを感知できますが、正確に濃度を測定し OSHA の基準を超えていないか確認するには、専用の測定機器が必要です。
必要な機材
- ベンゼン濃度を測定できるマルチガス検知器
- 個人用ベンゼンモニター(バッジ型)
測定手順
1. 空気モニターを使用する場合
- ベンゼン濃度が高い可能性があるエリアに入る前に、保護具と必要なら呼吸保護具を装着します。
- メーカーの取扱説明書に従い、測定センサーを対象エリアに設置します。壁に固定するタイプや手持ちタイプがあります。
- 機器の電源を入れ、ベンゼン測定モードを選択します。機種によりリアルタイム測定か、時間経過でのデータロギングかが異なります。
- 測定結果を確認し、OSHA の許容限度を超えていないか判断します。
2. 個人用モニターを使用する場合
- ベンゼンが存在する可能性のあるエリアで個人用モニター(バッジ)を装着し、指示された時間だけ着用します。
- 使用後はバッジを指定の分析ラボへ送付します。送付先はモニターの取扱説明書に記載されています。
- ラボから送られてくる分析結果を確認し、必要に応じて対策を講じます。
