ROシステム向け供給水の品質管理ガイドライン
逆浸透(RO)システムに供給する水は、品質管理の観点から適切な基準を設ける必要があります。前処理が不十分だと、スケーリング、汚染、膜の劣化などの問題が発生しやすくなります。供給水の水質テストを実施することで、これらのリスクを未然に防げます。
栄養素に関する考慮点
- 供給水に含まれるカルシウムやマグネシウムが高いと、硬度分がスケールとして膜表面に付着します。硫酸や塩酸で酸性化する、または石灰や水酸化ナトリウムなどの軟化剤を添加し、イオン交換で硬度を除去することでスケーリングを防止できます。
微生物とミネラル化の影響
- 微生物、ミネラル、有機物はROシステムの性能を低下させます。供給水は塩素処理などで殺菌し、プール用カチオン性ポリマーなどの凝集剤を使用してミネラルや懸濁物を凝集させ、ろ過することで膜寿命を大幅に延長できます。
pH と酸化剤の問題
- 酸性またはアルカリ性が強すぎる供給水は膜を急速に破壊します。pHは6.5〜8.5が望ましく、特に8.0〜8.5が最適です。酸やアルカリ剤でpHを調整し、過剰な酸化剤(例:塩素)は膜を劣化させるため、使用量を慎重に管理してください。
