HAZWOPER研修要件
危険廃棄物作業および緊急対応(HAZWOPER)標準(米国労働安全衛生規則 29 CFR 1910.120)は、未管理の危険廃棄物現場の清掃、是正措置、処理・保管・処分、そして危険物緊急対応に従事する従業員を対象とし、研修の最低基準を定めています。研修は5つのレベルに分かれ、各レベルで年1回のリフレッシュ研修と能力評価が必須です。
ファーストレスポンダー(認識)レベル研修
危険物の放出を目撃または発見し、報告する可能性のある従業員向けです。危険物事案の全体像、緊急対応計画での役割、支援連絡先の把握などを学びます。
ファーストレスポンダー(操作)レベル研修
最低8時間の研修で、危険評価、個人保護具、漏洩制御、除染、標準作業手順を習得します。初動対応として、排水口の覆い、漏洩バリア設置、遠隔からの安全確保など、防御的対応が求められます。
危険物技術者研修
最低24時間の研修で、放出リスクが高い区域で作業する従業員が対象です。緊急対応計画、個人保護具、危険評価、測定機器、封じ込め、除染、化学・毒性学の知識を習得します。
危険物スペシャリスト研修
技術者と同様の24時間研修に加え、化学物質の詳細な理解、州や地方の緊急計画の把握、拡張された危険評価能力、現場安全計画の策定、毒性学の高度な知識が求められます。技術者を支援し、行政機関との連絡役を担います。
現場指揮官(インシデントコマンダー)研修
最低24時間の研修で、現場での危険物事故の指揮・統制を行う責任者を対象とします。インシデントコマンドシステム、企業・地域の緊急計画、個人保護具、除染手順を熟知する必要があります。
