インフルエンザワクチンは安全ですか?

インフルエンザワクチンは危険ではありません

インフルエンザワクチンに対する不安が接種率を下げていますが、ワクチンは死んだウイルス株から作られており、感染することはありません。接種部位の軽い痛みや、幼児では一時的な発熱・倦怠感・筋肉痛が起こることがありますが、実際にインフルエンザにかかると症状ははるかに重くなります。

インフルエンザウイルスとは

インフルエンザは毎年11月から4月にかけて米国全土で流行し、特に12月から3月にピークを迎える高度に感染力のあるウイルスです。呼吸器系を攻撃し、肺炎を引き起こすことがあります。喘息やCOPDなどの慢性肺疾患を持つ人は特に危険です。ウイルスは感染者のくしゃみや咳で飛散する唾液の飛沫で広がり、空気中に約3時間残ります。また、ウイルスに汚染された物品に触れることでも感染します。

インフルエンザワクチンの効果

毎年ワクチンを接種すれば、感染リスクが大幅に低下します。たとえ感染しても、症状は軽くなる傾向があります。ワクチンは体内で抗体を産生させ、ウイルスの侵入を防ぎます。健康な65歳未満の人では最大90%の有効性が報告され、入院や合併症のリスクも減少します。

インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3種類があります。特にA型は頻繁に変異し新株が出現するため、毎年のワクチン改良が必要です。米国食品医薬品局(FDA)のワクチン諮問委員会が毎年流行株を基にワクチン成分を決定します。

ワクチン接種が推奨される対象

米国疾病予防管理センター(CDC)は、以下の人々に毎年のインフルエンザワクチン接種を推奨しています。

  • 50歳以上のすべての人
  • 保育園・学校に通う幼児(6か月以上)
  • 喘息、糖尿病、腎臓病、心臓病、血液疾患、免疫不全、エイズなどの慢性疾患を持つ子ども・大人
  • 介護施設や老人ホームの入居者
  • 妊娠中(妊娠第1トリメスター以降)の女性
  • アスピリン療法中の6か月〜8歳児(レイ症候群リスク)
  • がん治療やコルチゾン療法を受けている人
  • 上記対象者と接する医療従事者
  • インフルエンザにかかるリスクを減らしたいすべての人

インフルエンザに罹った場合の対処法

インフルエンザにかかった場合は、症状緩和のための薬が利用できます。市販の咳止め、去痰薬、解熱鎮痛剤(子どもにアスピリンは与えない)やイブプロフェン、アセトアミノフェンなどが有効です。また、A型インフルエンザに対しては、発症後48時間以内に服用すれば効果が期待できる抗ウイルス薬(アマンタジン、リマンタジン)があります。

しかし、最も効果的な予防と拡散防止の手段はやはり毎年のインフルエンザワクチン接種です。

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