インフルエンザウイルスの歴史と主要パンデミック

インフルエンザウイルスは常に人類に存在し、鳥類や豚などの動物から変異して人に感染することがあります。過去100年間の記録から、複数の大規模な流行とパンデミックが確認されています。

スペイン風邪(1918‑1919年)

最も致死的なインフルエンザパンデミックで、世界で2000万〜5000万人が死亡し、米国だけでも約50万人が死亡しました。ワクチンが存在せず、感染経路も十分に解明されていませんでした。

アジア風邪(1957‑1958年)

ワクチンが利用可能になり、スペイン風邪で得られた教訓を活かした公衆衛生対策が取られました。死亡者は世界で約200万人、米国で7万人と、前回に比べて大幅に減少しました。

香港風邪(1968年)

公衆衛生体制とワクチンの改良により、死亡者は約100万人(米国で3.4万人)にとどまり、アジア風邪の半分以下に抑えられました。

スワインフルエンザ(1976年)

1976年に米国で発生したとされたスワインフルエンザは、予想ほど致死的ではなく、ワクチン接種に伴う副作用でワクチン接種者の方が多く罹患しました。

H1N1(2009年)

メキシコで始まったH1N1は、夏季でも感染が続き、世界的に数十万人が死亡しました。現在はワクチンが開発され、広く接種が行われています。

ワクチンの役割

毎年の季節性インフルエンザワクチンは、死亡者数を大幅に減少させています。それでも米国では年間約3万6千人がインフルエンザ関連で死亡しています。

インフルエンザの主な症状

高熱、筋肉痛、寒気、倦怠感、乾いた咳、鼻水、場合によっては嘔吐や下痢が現れます。これらの症状が複数見られる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

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