受動喫煙(ETS)の健康への影響

受動喫煙(Environmental Tobacco Smoke、ETS)は、他人の喫煙により吸い込む煙のことです。直接喫煙ほど危険度は低くないものの、成人・子どもともに深刻な健康被害を引き起こすことが多数の研究で示されています。

肺がん

EPA(米国環境保護庁)の推計によると、毎年約3,000人の米国成人が受動喫煙に起因する肺がんを発症しています。直接喫煙ほどリスクは高くないものの、長期的なETS曝露は肺がんの重要な危険因子です。

気管支炎・肺炎

EPAは、18か月未満の幼児だけでも、受動喫煙が原因で年間15万〜30万件の気管支炎や肺炎が発生すると推定しています。小さな子どもは呼吸器系が未熟なため、特に影響を受けやすいです。

中耳炎(中耳液)

受動喫煙は中耳に液体がたまるリスクを高めます。これは中耳炎の前兆となり、聴力低下や言語発達の遅れにつながる可能性があります。

喘息の症状悪化

喘息を持つ子どもがETSにさらされると、症状が顕著に悪化します。EPAは、毎年20万〜100万人の喘息児が受動喫煙により症状が悪化すると見積もっています。

新規喘息の発症

既存の喘息を悪化させるだけでなく、受動喫煙は子どもに新たに喘息を発症させるリスクも示唆されています。早期のETS曝露を防ぐことが、喘息予防に重要です。

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