塗装ブースの安全な配線方法

概要

塗装ブースは、溶剤系塗料やエアロゾル粉体が発する可燃性蒸気により、火災や爆発のリスクが高い施設です。電気スパークが引火源になるため、配線は特に重要です。OSHA(米国労働安全衛生局)は、20 CFR 1926.66 Subpart Dで塗装ブースの設計・施工基準を定めています。

配線作業の手順

  1. 防爆仕様の換気ファンモーターを設置します。インダクションタイプで密閉されたものを選び、配線は防爆規格に適合させます。Harleysville Mutual Insurance が指摘するように、換気ファンはブース内部に設置し、制御盤や変圧器などの電気設備はブース外に配置する必要があります(OSHA 29 CFR 1926.66(f)(4))。

  2. 全てのスイッチと配線箱はブース外部に設置します。ブース内部に設置せざるを得ない場合は、UL(アンダーライターズ・ラボラトリー)認定の防爆スイッチ・ジャンクションボックスを使用し、Class I Group D に適合した配線を用います。ブースから20フィート(約6m)以内でパーティションで隔離されていない機器は、作業中にスパークを発生させないことが求められ、Class I Division 2 の基準に従う必要があります。

  3. ブース内には防爆照明を設置します。蒸気シール型で塗装ブースの粉塵が侵入しないものを選び、配線はガラスインサートで絶縁します。Plexiglas(アクリル板)は使用できません。また、Federated Insurance の指針により、携帯型電灯はブース内での使用が禁止されています。

以上の手順と基準を遵守すれば、塗装ブース内の火災・爆発リスクを大幅に低減できます。

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