ケイ酸ナトリウムの危険性と安全対策

ケイ酸ナトリウム(ウォーターグラス、可溶性ガラスとも呼ばれる)は、酸化ナトリウムと二酸化ケイ素からなる化合物の総称です。無色でガラス状の粉末または液体として市販され、洗剤、セメント、ガラス・陶磁器、紙の防火処理、絵具や布への顔料固定など幅広い用途で使用されています。取り扱い時には、こぼれた際や吸入・摂取した場合に健康被害を引き起こす可能性があるため、適切な個人用保護具の使用が必須です。

皮膚への危険性

  • ケイ酸ナトリウムは腐食性があり、皮膚に触れると刺激、やけど、かゆみ、はがれ、発赤、まれに水疱が生じます。皮膚に付着した場合は、まず汚染された衣類をすぐに脱ぎ、手や体を保護しながら処置してください。直接の接触があった場合は、清潔な水と中性の石鹸で十分に洗い流し、皮膚のしわや折り目までしっかり洗い流します。洗浄後も刺激が続く場合は医師の診察を受けましょう。また、衣類は再使用前に必ず洗濯してください。

吸入による危険性

  • 液体、ミスト、粉末いずれの形態でも吸入すると、肺や呼吸器の組織を刺激・損傷し、咳や息切れ、窒息感を引き起こします。長期的に繰り返し曝露すると、慢性気管支炎や呼吸器疾患のリスクが高まります。吸入した場合は速やかに新鮮な空気を確保し、症状が続く場合は医療機関を受診してください。

目への接触

  • ケイ酸ナトリウムが目に入ると、組織損傷を起こし、赤み、流涙、かゆみが現れます。直ちに目を開いたまま、清潔な水で少なくとも15分間十分に洗い流してください。軟膏やコンタクトレンズは使用せず、すぐに医療機関で診察を受けることが重要です。

摂取による危険性

  • ケイ酸ナトリウムは強い腐食性を持ち、口から摂取すると粘膜を深刻に損傷します。嘔吐は誘発せず、首輪やベルトなどの締め付け具は緩めてください。意識がない場合は、呼吸が止まっていないか確認し、必要に応じて人工呼吸を行います。摂取が疑われる場合は、すぐに医療機関へ連絡し、専門的な処置を受けてください。

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