マグネシウム酸化物のリスクと安全対策

マグネシウム酸化物(MgO)には、食品用と工業用の2種類があります。常温では白色粉末ですが、溶接や亜鉛メッキ鋼の加熱などで煙として発生することもあります。発がん性、変異原性、催奇形性、発達毒性は公式には認められていませんが、皮膚・目・呼吸器への刺激性があるため、作業環境やサプリメント摂取時は注意が必要です。

皮膚刺激

MgOに皮膚が接触すると軽度の刺激を起こすことがあります。汚染された衣服はすぐに脱ぎ、露出した部位を十分な水で洗い流してください。その後、保湿クリームなどで保護し、症状が続く場合は医師の診察を受けましょう。

眼への刺激

MgOが目に入ると赤みや痛みが生じます。コンタクトレンズを装着している場合は直ちに外し、目を大量の水で洗い流すか、目洗い液を使用してください。症状が改善しない場合は速やかに医療機関を受診してください。

経口摂取

MgOはマグネシウム補給のためのサプリメントとして使用されますが、ほとんどは体内に吸収されません。薬を服用中の場合は、相互作用の有無を薬剤師に確認してください。過剰に摂取すると下痢を引き起こすことがあります。サプリメントは必ず水と一緒に摂取し、十分に希釈してから飲みましょう。

作業中に食品以外のMgOを大量に誤って飲み込んだ場合は、嘔吐を試みずに大量の水で希釈し、すぐに中毒管理センター(毒物相談)へ連絡してください。

吸入

MgOの粉塵や煙を吸入すると咳や喘鳴、場合によっては金属煙熱(メタルフュームフィーバー)を起こすことがあります。金属煙熱は、溶接や化学反応で高温のMgOガスを吸い込んだ際に起こり、頭痛、咳、肺のざらつき、発汗、吐き気、倦怠感、発熱などの症状が4〜12時間以内に現れ、1〜3日で改善します。直ちに新鮮な空気を取り入れ、症状が重い場合は医療機関を受診してください。

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