デュオデナルスイッチ(BPD-DS)手術の概要と注意点
手術の目的と基本的な仕組み
米国国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所(NIDDK)によると、デュオデナルスイッチ(BPD-DS)手術は、胃の大部分を切除し、食物の吸収を大幅に制限することで摂取カロリーを減らすことを目的としています。
ステップ1:縦方向スリーブ胃切除(VSG)
手術はまず縦方向スリーブ胃切除(Vertical Sleeve Gastrectomy, VSG)から始まります。外科医は胃を細長いチューブ状に縦に切除し、残った部分は小腸の一部に接続されたまま残ります。
ステップ2:胃の再接続と小腸の遠位部への迂回
次に、狭くした胃を小腸の下部遠位部に再接続します。この再接続により、カロリーと栄養素の吸収が著しく低下します(ロチェスター総合病院)。
手術方式の選択肢
BPD-DSは、従来の開腹手術または腹腔鏡を用いた低侵襲手術のいずれかで実施できます。
考慮すべき点・合併症リスク
主な合併症には、頻繁な水様性下痢、腹部膨満感、タンパク質不足による栄養失調、骨粗鬆症、貧血、胆石症のリスクがあります。まれに致死例も報告されています(ロチェスター総合病院)。
