肥満手術に関する情報
手術の種類
現在、主に3つの肥満手術が行われています。
胃バイパス手術
胃の上部を小さな袋状に縫合し、腸をその新しい袋に再接続します。手術時間は1〜4時間で、食事は一度に少量しか摂れません。
ラップバンド手術(LAP‑Band)
胃の上部にシリコン製のバンドを装着し、胃の上部だけを小さく保ちます。手術は30分から1時間で完了し、食事は少量ずつ摂取します。
胃スリーブ手術
胃の約60%を切除し、スリーブ状に残します。手術時間は最大4時間で、後に胃バイパス手術を行う際のリスク低減に役立ちます。
どの手術が適切かは医師と相談してください。
適応条件
手術の対象となるには、食事や運動による減量が成功しなかったことが必要です。その他、重度の肥満(BMIが高い)や肥満関連疾患のリスクが高いことも考慮されます。対象者は18歳から65歳までで、肥満が5年以上続き、薬物・アルコール依存がない方が多いです。適応かどうかは医師に相談しましょう。
リスク
手術全般に伴うリスクに加えて、肥満手術特有の合併症があります。
- 切開部の感染
- 肺塞栓症
- 腹膜炎(胃内容物の漏れ)
- 縫合部のゆるみや狭窄(ストーマ狭窄)
- ダンピング症候群(食物が速く通過)
新英医学ジャーナルの研究によれば、重大な合併症の発生率は約4.3%、30日以内の死亡率は0.3%で、胆嚢手術と同程度の安全性が示されています。
回復期間
通常、術後約6週間で日常生活に復帰できますが、個人差があります。術後は胃の容量が数オンス程度に制限されるため、食事の工夫が必要です。体重が急激に減少すると皮膚がたるむことがあり、目標体重に達した後に余剰皮膚の除去手術を選択する人もいます。
費用
手術費用は選択する手術により$17,000〜$30,000程度です。術後に余剰皮膚除去や美容整形を行う場合は追加費用がかかります。多くの医療機関が分割払いを提供しており、保険適用や銀行・信用組合からのローンで費用負担を軽減できます。
