胃バンド手術の手順と術後管理
胃バンド手術は、肥満患者に対して胃の容量を制限し、満腹感を得やすくすることで体重減少を促す低侵襲手術です。手術は比較的安全で、合併症リスクが低く、成功率が高いとされています。
主な手術方法
垂直バンド胃縮小術(VBG)
- プラスチック製のバンドを胃の周囲に装着し、バンド上部をステープルで小さなポーチに切り離します。
- しかし、術後合併症のリスクが高いため、現在はあまり推奨されていません。
腹腔鏡下調整可能胃バンド手術
- シリコン製の調整可能バンドを胃上部に装着し、胃を小さなポーチに絞ります。
- バンドは皮下に設置されたポートとチューブで接続され、食塩水(生理食塩水)を注入・抜去することでバンドの締め付け具合を調整できます。
術後の管理
- 厳格な食事指導が必要です。食事量を減らし、ゆっくり噛んで食べることが推奨されます。
主な合併症
- 潰瘍や胃粘膜の刺激。
- バンドの脱脱、ポーチの拡張、食道拡張や運動障害。
- バンドが胃腔内に侵食するケースも報告されています。
手術が適さない患者
- 甲状腺機能低下症や心肺疾患を有する方。
- アルコール依存症や薬物依存症の方は手術対象外です。
