遠位橈骨骨折の基礎知識
遠位橈骨骨折とは
遠位橈骨は前腕の親指側にある長骨の手首付近の部分です。骨折はこの部位が折れることを指します。
疫学
- 全骨折の約20%を占める
- 前腕骨折の中で最も頻度が高い
主な症状
- 手首の痛み
- 腫脹
- 打撲痕(青あざ)
- 圧痛
- 変形
- 可動域制限
治療法
- 軽度~中等度の骨折:ギプスやスプリントで固定
- 重度・複雑骨折:手術による整復と固定
回復過程
- 固定は数週間が一般的
- 疼痛管理(鎮痛薬など)
- 理学療法で可動域と筋力を回復
合併症
- 不整復(骨が変形したまま癒合)
- 関節硬直(手首の可動域低下)
- 神経障害(骨折部位近くの神経損傷)
- CRPS(複合性局所疼痛症候群): 慢性的な激痛、機能障害、皮膚の色や温度変化を伴う
予防策
転倒防止
- 自宅や職場の環境整備で転倒リスクを低減
- 適切な靴を着用
- 階段やスロープでは手すりを使用
スポーツ時のケア
- 適切な保護具を装着
- 正しい技術やルールを守り、無理な動きを避ける
骨の健康維持
- カルシウムとビタミンDを十分に摂取したバランスの良い食事
- 体重負荷を伴う運動で骨密度を向上
- 喫煙と過度な飲酒を控える
