手術の分類とその定義
1. 目的別
治癒手術:疾患の根本原因を完全に除去または治療することを目的とします。
緩和手術:治癒が不可能な場合に、症状の緩和や生活の質向上を目指します。
再建手術:外傷、疾患、先天性異常などで損なわれた部位の機能や外観を回復・改善します。
美容手術:審美的な目的で外見を改善・変更します。
2. 手術アプローチ別
開腹手術(開放手術):切開して直接患部にアクセスし手術を行います。
低侵襲手術(MIS):ラパロスコピーやキーホール手術とも呼ばれ、小さな切開と特殊器具で精密に操作し、組織へのダメージを最小限に抑えます。
内視鏡手術:内視鏡(小型カメラ)を用いて自然開口部や小切開から手術部位を観察・操作する低侵襲手術の一種です。
ロボット支援手術:高度なロボット技術を活用し、外科医がより正確かつ安定した操作で複雑な手術を行えるよう支援します。
3. 手術専門分野別
一般外科:特定の専門領域に限定しない、様々な臓器や体系に対する手術全般を扱います。
脳神経外科:脳、脊髄、末梢神経の外科的治療を専門とします。
心血管外科:心臓や血管、関連構造に対する手術を行います。
胸部外科:肺、食道、縦隔など胸腔内の手術を扱います。
整形外科:骨、関節、筋肉、靭帯など筋骨格系の診断・手術を行います。
婦人科手術:女性生殖器官に関わる手術を実施します。
泌尿器科手術:男女の尿路系や男性生殖系の外科的疾患を扱います。
形成外科:機能と外観の改善・再建を目的とした手術を行います。
小児外科:乳幼児から思春期までの子どもに対する手術を専門とします。
4. 複雑性別
軽度手術:リスクが低く、外来診療で完結できることが多い比較的単純な手術です。
高度手術:入院や全身麻酔が必要となり、回復期間が長くなるような複雑で大規模な手術です。
