胃バイパス手術後の液体食ダイエットガイド
胃バイパス手術は、胃を小さくし、残った小胃を小腸に直接つなぐ手術です。体重減少を促進しますが、食習慣を一生涯にわたって変える必要があります。栄養バランスと安全な減量を確保するため、管理栄養士の指導を受けながら段階的に食事を進めることが重要です。
術後すぐのクリアリキッドダイエット
手術直後は、透明で常温の液体のみを摂取します。新しい胃はゴルフボール大ほど小さく、満腹感が変化します。透明な液体は消化管に負担をかけず、胃の治癒を助けます。
- 水は小さな一口ずつ飲む。
- 砂糖不使用のジュースを少量ずつ追加。
- ブイヨンキューブを水に溶かし、できるだけ澄んだスープを作る。
- 炭酸のないフラットなソーダ(例:スプライト)を2〜3オンス程度飲むことも可能。
この段階は手術後1〜2日間続けます。
低脂肪フルリキッド食
クリアリキッドで問題がなければ、低脂肪のフルリキッド食へ移行します。入院中に開始し、以下のような高タンパク液を1〜2週間摂取します。
- カーネーション・インスタントブレックファースト™、エンシュア™、サスタカル™ など。
- この時期に噛むタイプのマルチビタミン・ミネラルサプリも開始。
- クリームスープは加熱後にこして、固形物が残らないようにする。
ピューレ食と退院後の食事
入院後2週間程度、または医師・栄養士の許可が出たら、ピューレ食に切り替えます。滑らかなペースト状または濃厚な液体が目安です。
- スクランブルエッグ、低脂肪チーズやカッテージチーズなどの柔らかい高タンパク食品。
- ツナ、鶏肉、豚肉などをブレンドしてピューレにする。
- ベビーフードをこして使用するのも便利。
この段階は通常3〜4週間続けます。
ソフトフードと通常食への移行
手術後約8週間で、医師の許可が得られれば、細かく刻んだ肉や挽肉などのソフトフードを開始します。5大栄養素をバランスよく取り入れつつ、毎食で必ず高タンパク食品(例:赤身肉、乳製品)を中心にし、柔らかい果物や調理した野菜を添えます。
- 食事は小分けにし、食間に液体を摂取。
- 8週間のソフトフード期間が終了したら、個別の食事計画に基づき、通常の食感・硬さの食品へ段階的に移行。
- 1日3〜6回の小さな食事を心がけ、全ての食品はよく噛んでゆっくり食べる。
