人工股関節の特徴と機能

股関節の構造

人間の股関節は球状関節(ボール&ソケット)で、太ももの骨(大腿骨)の上端が丸く、骨盤のソケットに嵌ります。摩耗や骨折、慢性的な疼痛がある場合、人工股関節に置換されます。


手術の流れ

大腿骨の球状部分を切除し、骨盤のソケットをさらに掘り下げます。次に、金属製のボールをステムに取り付け、骨にねじ込みます。そのボールは拡大したソケット内のカップに嵌まり、機能的な股関節を再現します。


人工股関節の構成部品

人工股関節は主に3つの部品から成ります。
・プラスチック製のカップ(股関節のソケット)
・金属製のボール(大腿骨頭)
・骨幹に取り付ける金属ステム(ブレース)
これらが連携して球状関節の回転運動を模倣します。


可動範囲と制限

人工股関節は歩行など基本的な動作を再現できますが、金属やプラスチックは生体組織ほど柔軟ではありません。そのため、脚を組むなどカップの範囲外の動きは避けるべきです。


疼痛・硬直・メンテナンス

手術後、多くの患者は疼痛が軽減し、回復後は自力で歩行できるようになります。ただし、軽度の痛みや硬直が残ることがあり、時間とともにプラスチックカップを固定するセメントの再充填が必要になる場合があります。

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