股関節置換手術の回復方法
現在、股関節置換手術は「従来型」と「低侵襲型」の2種類が主に行われています。どちらの手術でも術後の入院と集中的なリハビリテーションが必要ですが、回復の過程や注意点には違いがあります。以下に、両手術共通の基本的な回復ポイントをまとめました。
回復のための基本ステップ
ベッドで寝るときは、脚の間に枕やアブダクションウェッジを挟みます。脚が交差することを防ぎ、股関節の脱臼リスクを減らします。
圧迫ストッキングを着用し、血流を促進して血栓の予防に努めます。
痛みがある場合は、医師の指示に従って鎮痛薬を適切に使用します。快適な状態を保つことで、リハビリがスムーズに進みます。
股関節の脱臼を防ぐため、特定の動作は避けます。足や脚を内側に回す、体をねじる、股関節を90度以上曲げるなどの動作は禁じられます。
トイレは、座面が高くなるように補助シートを使用します。深く腰を曲げずに済むため、脱臼のリスクを低減できます。
理学療法士から指示されたエクササイズをすべて実施します。継続的に行うほど、関節の可動域が早く回復します。
創部のドレッシングは指示通りに交換し、清潔を保ちます。医師の許可が出るまでシャワーは控えましょう。
医師が禁じた活動は絶対に行わないこと。運転や重いものを持つ作業、職場復帰などは指示があるまで控えます。
低侵襲型手術の場合、切開が2〜3箇所の小さなものになるため、筋肉へのダメージが少なく回復が早いことが期待できます。ただし、個人差があるため、医師の指導に従って無理をしないことが重要です。
以上のポイントを守りながら、医療スタッフと連携してリハビリに取り組めば、術後の生活へスムーズに戻ることができます。
