子宮摘出手術後の腹部癒着に対するマッサージ療法

腹部癒着とは

腹部癒着は、子宮摘出術を含むあらゆる腹部手術後に形成されることがある線維性の帯です。通常、臓器は滑らかに動きますが、癒着があると組織同士がくっつき、痛み、膨満感、嘔吐、便秘、むくみなどの症状を引き起こすことがあります。

適切なマッサージ療法により、これらの帯をやさしく分離できるため、侵襲的な手術を回避できる場合があります。

子宮摘出後の癒着に対するマッサージ療法

  1. 準備とリラクゼーション

    まず膝を曲げ、腰をリラックスさせた状態で仰向けに横たわります。深くゆっくりとした呼吸を行い、腹筋の緊張をほぐすことで、施術中の圧迫がスムーズに伝わります。

  2. 対象筋肉へのマッサージ

    施術者は腹部の筋肉に手技を加え、十分に緩めます。筋肉がリラックスすると、下にある臓器へ安全にアプローチできるようになります。

  3. やさしい臓器のモビリゼーション

    筋肉が緩んだら、徐々に圧を増やしながら癒着を周囲の組織からゆっくりと離していきます。これにより臓器の可動性が改善されます。

安全上の注意点

  • 急性症状がある場合はマッサージは避けてください。激しい痛み、嘔吐、便秘、発熱などは重篤な合併症のサインであり、直ちに医療機関を受診する必要があります。
  • マッサージで症状が改善しない場合は、速やかに主治医に相談してください。癒着の程度によっては外科的処置が必要になることがあります。

子宮摘出術 - 関連記事