子宮全摘出(卵巣温存)後の避妊:知っておくべきポイント
子宮摘出術後に避妊が必要なケース
通常、子宮を摘出する手術(子宮全摘)を受けた場合、妊娠は起こり得ないため、避妊は不要です。しかし、卵巣は残っているケースや、特定の医療的・個人的理由により、避妊が推奨されることがあります。
1. ホルモン補充療法(HRT)
手術後に更年期症状の管理のためホルモン補充療法を受ける場合、経口避妊薬やホルモン放出型子宮内避妊具(IUD)を併用すると、妊娠防止と同時にホルモン補給が可能です。
2. 子宮内膜症・子宮腺筋症の既往
子宮内膜症や子宮腺筋症の既往がある場合、ホルモン性の避妊薬は病変の再発防止や症状コントロールに役立ちます。
3. 卵巣嚢胞や腫瘍
ホルモンを産生する卵巣嚢胞や腫瘍があると、排卵が起こり妊娠の可能性が残ります。ホルモン避妊薬で排卵を抑えることで、ホルモンバランスの調整と妊娠予防ができます。
4. その他の基礎疾患
医師が妊娠予防以外の理由(例:月経様出血の管理や特定の疾患の治療)で避妊薬の使用を勧めることがあります。
5. 個人的な選択
卵巣が残っている限り、月経様出血のコントロールや、ホルモンバランスの維持、あるいは単に避妊目的で、避妊薬を続けたいという女性もいます。
手術後の避妊が必要かどうかは、個々の健康状態や既往歴によって異なります。担当医と十分に相談し、最適なプランを決定してください。
