両膝置換手術の概要と注意点
手術の目的
両膝の関節軟骨が摩耗や変形性関節症、骨粗鬆症などで著しく損傷した場合、金属とプラスチックの人工関節に置換する手術です。体重がかかる部位の関節面を再構築し、痛みと機能低下を改善します。
期待できる効果
手術後は慢性的な疼痛が軽減され、日常生活や軽いスポーツ(自転車、ゴルフ、散歩など)が快適に行えるようになります。マラソンなど激しい運動は難しい場合がありますが、可動域と歩行能力は大幅に向上します。
リハビリテーション
手術後の機能回復にはリハビリが不可欠です。理学療法士の指導のもと、関節に負担をかけずに徐々に筋力と可動域を伸ばします。水中療法(プール)も関節への衝撃を抑えて効果的です。
回復期間
入院は通常5〜7日間で、退院後はリハビリ施設や自宅でのリハビリが数週間続きます。全体の回復には約3か月かかり、安定した歩行が可能になるのはこの頃です。
手術時の留意点
両膝を同時に置換するかどうかは重要な判断です。同時手術は回復期間を短縮できる一方で、出血、血液輸血、意識障害、心臓合併症などリスクが倍増します。医師と十分に相談し、個々の健康状態に合わせて選択してください。
