膝の微小骨折手術とは?
膝の微小骨折手術は、損傷した軟骨の修復を目的とした外科手術です。軽度の軟骨損傷がある患者に行われ、人工関節全置換や部分置換を回避できる可能性があります。
手術の概要
手術では、外科医が損傷した軟骨の近くの骨面に極小の穴(微小骨折)を開けます。この穴から骨髄内の幹細胞が放出され、血液の塊(血餅)を形成し、そこから新しい軟骨組織が再生されます。
回復期間
手術後は、通常6〜8週間にわたり膝に荷重をかけずに過ごす必要があります。リハビリテーションでは、連続受動運動装置(CPM)を用いて、1日6〜8時間、数週間にわたり膝関節を動かすことが推奨されます。
リスクと注意点
主なリスクは、膝関節の硬直や新たに形成された軟骨(線維軟骨)が元の軟骨よりも耐久性が低く、時間とともに劣化しやすい点です。
予後
手術を受けた多くの患者は、約4か月でスポーツや運動活動に復帰できます。特に40歳未満で、損傷が比較的新しい場合に良好な結果が得られやすいとされています。
手術の歴史
この手術は、米国コロラド州ヴェイルのステッドマン・ホーキンス・クリニックのリチャード・ステッドマン医師によって開発されました。プロのアスリートだけでなく、一般のスポーツ愛好者にも広く用いられています。
