ラップバンド手術の手順と概要

肥満手術にはさまざまな種類がありますが、米国で利用できる胃バンド手術は主に2種類です。そのうちの1つがLap‑Bandシステムです。FDAの承認を受け、30万人以上がこの手術で体重減少に成功しています。手術にはメリットとリスクがあるため、受術を検討する際は必ず医師と相談しましょう。

ラップバンド手術の概要

ラップバンド手術は、膨張可能なシリコン製バンドで胃の上部を狭め、食事量を自然に減らす方法です。腹腔鏡手術によりバンドを胃の上部に巻き付け、食べ物が通過しにくくなることで、早めに満腹感が得られます。

適応対象(候補者)

米国国立衛生研究所(NIH)によると、BMIが40以上の人が主な対象です。BMIが35〜39でも、糖尿病や高コレステロールなどの肥満関連疾患がある場合は手術が認められることがあります。また、過去にダイエットに失敗した経験があることを医師に報告することが求められる場合もあります。

手術の流れ

手術は数箇所の小さな切開から始めます。外科医は腹腔鏡カメラを用いて、バンドを胃の上部に正確に配置し、縫合で固定します。バンドは皮下に埋め込まれたポートと接続されており、ポートに生理食塩水を注入することでバンドが膨らみ、胃の容量が制限されます。

術後の管理

手術後は定期的に医師の診察が必要です。ポートからの生理食塩水注入やバンドの調整(緩め・締め)を行い、体重減少の進捗に合わせて調整します。また、術後の栄養指導を受け、バランスの取れた食事を続けることが重要です。平均して、手術から2年で余剰体重の約60%を減らすことが報告されています。

Realizeバンドとの違い

米国で利用できるもう一つのバンドがRealizeバンドです。スウェーデンで1985年に開発され、現在10万人以上が使用しています。構造はLap‑Bandと似ており、腹腔鏡手術でバンドと生理食塩水ポートを設置して胃を制限します。

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