医師はペースメーカーをどのように設置するのか
ペースメーカーの埋込手術は短時間で完了し、回復も比較的早いです。患者は全身麻酔下で手術を受け、医師が装置を設置し機能テストを行います。
手術前の準備
- 手術室に入ると看護師が静脈ラインを確保し、麻酔薬・抗生物質・点滴を投与して患者の状態を安定させます。
- 胸部の切開部位をシェービングし、消毒後に滅菌ドレープで覆います。
- 麻酔が効くまでの間、心電図や除細動器で心拍数や電気信号をモニタリングします。
- 患者が眠りに近い状態になり、痛みを感じなくなったら手術を開始します。
手術手順
- 最も一般的な経静脈内心内アプローチで行います。まず、切開部位(鎖骨下)に局所麻酔を施します。
- 約5〜7cm の切開を行い、リード(電極)を静脈から心臓へと導入します。リードの先端は心筋に固定され、反対側はペースメーカー本体に接続されます。
- ペースメーカー本体は胸部上部の皮下ポケットに設置し、リードと接続後、心拍数を調整しながら機能テストを実施します。
- 手術時間は概ね2〜5時間で、麻酔注射時の軽い灼熱感や組織を作る際の引っ張り感以外は痛みはほとんどありません。
手術後の管理
- リードの位置確認後、切開部を縫合し、患者は夜間モニタリング室へ移ります。
- 術後12時間は腕を上げず、リードが外れないよう安静を保ちます。
- 心拍リズムを継続的に観察し、問題がなければ翌日には退院できます。
