リゾトミー(根治手術)の利点と欠点
痙縮の軽減
痙縮は神経信号の乱れにより筋肉が自動的に収縮する状態です。選択的背根切除(SDR)は、痙性脳性麻痺(CP)患者の痙縮を軽減し、脊椎変形のリスク低減、疼痛緩和、運動機能向上に寄与します。
SDRの合併症
SDRは高度な手術であり、膀胱麻痺、下肢麻痺、勃起不全、感覚障害、髄膜炎、尿路感染、肺炎、脊髄液漏出などのリスクがあります。皮膚感作や膀胱コントロール障害は数週間で改善することが多いです。
三叉神経痛の治療
部分感覚根切除(PSR)は、顔面や口腔に突発的な激しい痛みを伴う三叉神経痛に対して行われます。脳底部で三叉神経を切断することで疼痛は緩和されますが、顔面の感覚は永続的に失われます。
椎間関節痛の緩和
椎間関節リゾトミーは、関節変性に伴う背部痛を対象とします。ラジオ波電流で関節神経を焼灼し、痛みを抑制します。ただし、効果は時間とともに減弱することがあります。
手術全般のリスク
リゾトミーは外科手術であるため、感染、出血、麻酔合併症の可能性があります。また、手術部位の疼痛が数日間続くことがあります。
まとめ
リゾトミーは特定の疼痛や痙縮の改善に有効ですが、合併症リスクを十分に理解し、適切な患者選択が重要です。
