脊柱管狭窄症に対するCoflex手術手順
脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症は、頸部(首)や腰部(背中)の脊柱管が狭くなる疾患で、そこを通る神経根が圧迫されます。主な症状は、背中や脚、首の痛み、臀部や太もも、ふくらはぎのしびれ、歩行や運動で悪化する痛み、脚の脱力、歩行やバランスの障害です。
通常は、抗炎症薬や鎮痛薬、姿勢改善や歩行訓練を目的とした理学療法で対処しますが、これらで効果が得られない場合に外科手術が検討されます。
Coflexインプラントの概要
Coflexは、特定の脊柱管狭窄症手術で使用される金属製インプラントです。現在米国では未承認ですが、2010年1月以降、米食品医薬品局(FDA)が安全性と有効性を評価中です。サイズは5種類あり、チタン合金製のためX線で確認できます。Paradigm Spineによると、他の手術法に比べ侵襲が少なく、必要に応じて除去も可能です。
手術手順と機能
脱圧手術(椎間板や靭帯、関節、骨棘などの除去)で神経の圧迫を解消した後、Coflexインプラントを脊柱管内に挿入します。ハンマーで骨にしっかりと固定し、インプラントの両側にある金属製「ウィング」を骨に押し付けることで十分な接触を確保します。
インプラントはスペーサーとして働き、手術部位の高さと安定性を保ちます。その結果、以前刺激されていた神経が再度圧迫されることを防ぎます。また、インプラント自体は位置がずれることはありませんが、後方に体を反らせると自ら圧縮されるため、手術後も全範囲の可動性が維持されます。
今後の見通し
FDAは世界各地でのCoflexの実績を認めつつ、他の間隙保持術や椎体固定術との比較で有効性を確認する臨床試験を求めています。今後の臨床データにより、米国内での承認が進む可能性があります。
