眼科手術で使用される薬剤の種類と目的
ほとんどの眼科手術は外来で行われ、局所麻酔が使用されます。手術中の快適さを保ち、医師が眼球を観察しやすくし、術後の感染を防ぐために様々な薬剤が投与されます。
表面麻酔薬(点眼)
目の表面を麻酔するために点眼薬が使用されます。テトラカイン、プロパラカイン、コカインなどが一般的です。
局所・領域麻酔
リドカインなどの局所麻酔薬を眼球周囲に注射し、深部の麻酔効果を得ます。後眼窩ブロック(レトロブラルブロック)では、複数の麻酔薬を下まぶたから眼球後方の筋肉へ注入し、眼球の動きを抑えます。
散瞳薬
眼底や網膜の観察を容易にするため、散瞳薬が投与されます。長時間作用型のアトロピンなどは、最大2週間程度瞳孔を拡大したままにし、痛みや圧迫感を軽減します。
鎮静薬
患者が快適に過ごせるよう、静脈内で鎮静薬が投与されます。ミダゾラム(Versed)やフェンタニルなどの短時間作用型の麻薬や健忘薬が使用されます。
抗生物質
侵襲的な眼科手術の後には、感染予防のために抗生物質が投与されます。術後数日から数週間、手術の内容に応じて点眼抗生物質が使用されます。
