オートクレーブの概要と安全な使用方法

用途

オートクレーブはさまざまな分野で活用されています。化学産業では高圧が必要な特定の染料の製造や化学反応に使用されます。医療分野では手術器具の滅菌に不可欠で、器具を水に浸し、沸点以上の高圧蒸気で加熱することで細菌の増殖を抑え、完全に滅菌します。

機能

オートクレーブが正しく機能するためには、内部温度が最低でも約250°F(約121°C)に達する必要があります。バイオハザード廃棄物の滅菌には、温度が250°F、圧力が15psi(約1.0 kgf/cm²)に達した後、最低45分の保持時間が必要です。微生物が多く含まれる材料は、より長い時間が必要となります。蒸気で十分に充填することが重要で、荷物が密集していると温度・圧力の上昇に時間がかかります。

安全対策

オートクレーブ操作時は、保護メガネ、耐熱手袋、実験用コート、つま先まで覆う靴などの安全装備を必ず着用してください。ドアを開ける前に内部圧力がほぼゼロであることを確認し、急激な蒸気噴出による火傷を防ぎます。蒸気はゆっくり排出し、材料は取り出す前に最低10分間冷却してください。

注意事項

密閉容器はオートクレーブに入れないでください。加熱・加圧により破裂の危険があります。溶剤や塩酸・クロロホルムなどの腐食性化学物質、放射性物質は絶対に使用しないでください。また、定期的に資格を有する技術者による点検・保守を実施し、機器の正常動作を保ちましょう。

スチームクッカー(圧力鍋)

スチームクッカーは厨房で使用される、オートクレーブと同様の原理で動作する機器です。高温・高圧の蒸気で食材を調理します。1679年にデニス・パパンが圧力鍋の概念を考案して以来、広く普及しています。

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