脊髄刺激装置のバッテリーインプラントに伴う感染リスク

手術の概要

脊髄刺激装置は、慢性的な腰痛を軽減するために低レベルの電流を脊髄に直接流す医療機器です。サイズはペースメーカーと同程度で、内部に長寿命バッテリーを内蔵するタイプと、外部電源に接続できるタイプがあります。手術は最小侵襲で、背中に小さな切開を入れ、装置を皮下に埋め込み、痛みが生じている椎骨付近に電極を配置します。

内蔵バッテリー型は通常2〜5年、最新の充電式バッテリーは交換なしで最大9年持続します。バッテリーが寿命を迎えると、再手術が必要です。

血清腫(セローマ)と感染

手術部位や装置周辺、骨、脊髄が感染するリスクは低いものの、まれに起こります。切開部や装置周辺に液体がたまると「血清腫」と呼ばれ、外科医がドレナージを行う必要があります。血清腫が感染すると、装置やバッテリーを外科的に除去しなければなりません。

手術後のケア

術後は腫れや内出血が起こることがあります。圧迫を避け、ドレッシングを清潔かつ乾燥に保ち、外科医の指示に従ってください。術後4週間までは入浴や長時間の水浸しは避け、シャワーのみが許可されます。通気性の良いゆったりした衣服を着用すると回復が促進されます。

医師の指示がない限り、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンなどの市販の抗炎症薬は使用しないでください。

感染の兆候

切開部の痛みや圧痛、皮膚の変色、過度の腫れ、創部の開裂や液体の排出が見られたらすぐに医師に相談しましょう。また、体温が上昇している場合も感染のサインです。

脊髄刺激装置インプラントの適応

すべての患者が手術に適しているわけではありません。術前に外部装置で電流を流し、効果を確認できるテストが行われます。効果が確認された場合、手術後には慢性腰痛が平均で50〜60%軽減すると報告されています。

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