シャントの過剰排水を評価・決定する方法

人体には何千もの血管が網の目のように走っています。肝臓や胃など、一部の臓器は複数の血液供給源を持ち、複数の血管が出入りします。複数の血管があることで、ひとつが閉塞しても他の血管に血流が分散され、臓器の壊死を防げます。

しかし、静脈と動脈が毛細血管を介さずに直接接続すると、非常に不安定な血液シャントが形成され、制御できない出血や致命的な出血につながります。このようなシャントは手術後の不適切な治癒や先天的要因で生じることがあります。

手術手順と過剰排水の評価

  1. 神経外科シャント手術

    • 1. シャントの起点と終点を特定する。

      シャントがどこで始まりどこで終わるかを把握することで、問題が生じた際に影響を受けやすい部位を予測できます。

    • 2. 神経内視鏡を用いて脳室シャントを設置する。

      脳室シャントは脳の左右の脳室をつなぐ装置です。神経内視鏡は細長いチューブで、シャントを正確に脳室内へ導きます。シャントはカテーテルを介して外部排液装置に接続されます。

    • 3. 過剰排水の有無を確認する。

      脳脊髄液(CSF)圧を、挿入された脳室内カテーテルや細いチューブで測定し、過剰排水を評価します。過剰排水には以下の2タイプがあります。

      ・急速なCSF排出:脳がヘルニアを起こし、硬膜下出血の危険が高まります。

      ・緩慢なCSF排出:時間とともに脳室が細くなり「スリット脳室症候群」を引き起こします。頭痛や嘔吐が主な症状で、横になると症状が緩和されます。

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