縫合傷が適切に治っているかを判断する方法

必要なもの

  • 十分な明かり

縫合傷と瘢痕の治癒評価

傷口を明るい場所で観察し、部位によっては鏡を使って確認します。治癒は主に3段階に分かれます。
① 炎症期(2〜5日): 腫れや圧痛が見られます。
② 増殖期(2日〜3週間): 肉芽組織が形成されます。
③ リモデリング期(3週間〜2年): コラーゲンが再構築されます。傷がどの段階にあるかを判断し、正常な経過かどうかを確認します。例えば、傷が1週間で黄色い肉芽が見られるのは正常です。3週間で腫れや圧痛が続く場合は異常と考えられます。縫合線に隙間ができていないか、縁がずれていないかもチェックし、隙間が目立つ場合は医師に報告してください。

縫合瘢痕の触診

触る前に手を十分に洗浄します。リモデリング期の瘢痕は新しいコラーゲンが形成されており、最初は硬く感じますが、数か月から数年かけて徐々に柔らかくなります。完全に治癒した瘢痕でも元の皮膚の約20%程度の強度しか持ちません。

肥厚性瘢痕の評価

肥厚性瘢痕は赤みや暗みがあり、縫合線に沿って盛り上がりますが、傷の範囲を超えることはありません。圧痛やかゆみを伴うことがあります。発症は傷後数週間以内で、通常は1年以内に自然に改善します。必要に応じて外科的除去が可能です。

ケロイドの評価

ケロイドは傷の境界を超えて拡大し、暗赤色の硬い塊として現れます。黒人やアジア系など、メラニンが多い人に多く見られます。発症は傷後数か月から1年程度遅れて起こります。外科的除去は再発しやすく、むしろ大きくなることがあるため注意が必要です。低用量のACE阻害薬(高血圧治療薬)がケロイドの予防・軽減に有効という研究結果もあります。

凹み・収縮瘢痕の評価

皮膚が欠損している場合に見られることが多く、瘢痕がへこんだり引っ張られたように見えます。外観や感触が不快な場合は、皮膚フラップや移植などの外科的手術で改善が期待できます。

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