脊髄手術に伴う主な合併症とリスク
脊髄は非常にデリケートで、手術中に重大な合併症が起こるリスクがあります。外科医が一つでも誤った操作をすれば、患者は深刻な合併症に直面する可能性があります。脊髄手術を受ける前に、考えられる合併症について十分に理解しておくことが重要です。
全身麻酔
全身麻酔は患者を眠らせるタイプの麻酔ですが、合併症が起こることがあります。肺感染症や呼吸器系の問題、さらには脳卒中、心筋梗塞、血栓のリスクが増加します。アレルギー反応が起きた場合、アナフィラクトックショック(喉の閉塞)を起こし、致命的になることもあります。また、肺炎のリスクも高まります。
感染症
手術全般に伴うリスクとして感染があります。通常は抗生物質で対処可能ですが、早期に発見できないと感染が深部に広がり、手術創部や脊髄管まで及ぶことがあります。その場合、命に関わる危険があります。金属インプラントや死体骨移植を使用する手術では、感染リスクが高くなります。
脊髄液漏
脊髄手術中に脊髄膜が破れる、または穿孔すると脊髄液が漏れることがあります。多くの場合、手術中に発見され即座に修復されますが、修復が不十分だと脊髄感染や慢性的な頭痛を引き起こし、追加手術が必要になることがあります。
神経損傷
手術中に神経が損傷すると、感覚低下や運動機能障害が生じます。自律神経が損傷すると、呼吸や心臓機能に影響し、重症の場合は致命的になることもあります。
麻痺
脊髄手術は高度に繊細な手術であり、手術中の外傷や感染が原因で麻痺が起こることがあります。麻痺は稀ですが、発生した場合は回復が期待できません。麻痺の部位は損傷部位に依存します。
