目の損傷

鼻手術後にまれに二重視が起こることがあります。これは眼窩内の腫れや出血が原因で、通常は自然に改善します。稀に眼筋が直接損傷し、永久的な複視になることがありますが、ほぼ起こりません。眼球への大量出血や視神経損傷により視力低下が起こることも極めて稀です。

感染症

鼻手術後の一般的な合併症は感染や炎症です。圧迫感、異常な分泌物、疼痛、閉塞感がある場合は、基礎疾患が潜んでいる可能性があります。培養検査に基づき、抗生物質や治療方針を変更することがあります。

声の変化

副鼻腔構造を変えることで共鳴が変化し、声の質が変わることがあります。特に、スピーチやパフォーマンスなど声を職業的に使用する方は、手術前に声の変化のリスクを十分に理解しておくことが重要です。

脳損傷

脳に関わる合併症は極めて稀です。頭蓋底から脳脊髄液が漏れることがありますが、手術中に発見すれば即座に修復できます。術後に鼻から透明な水様性の分泌物が続く場合は、脳脊髄液漏れのサインであり、速やかに医師へ連絡してください。漏れが放置されると感染や髄膜炎、脳炎に進展する危険があります。

疾患の再発・持続

鼻手術で根本的に問題が解決しないことがあります。その場合、再手術や追加の抗炎症・抗感染治療が必要になることがあります。遺伝的要因、喫煙、生活環境などが再発の要因となりますので、医師からはアレルギー対策や禁煙、適切な薬物療法など生活改善が推奨されます。