潰瘍性大腸炎手術後の生活と注意点

潰瘍性大腸炎の根治手術としては、主に「イレオストミー」と「イレオ肛門嚢(Ileal pouch-anal anastomosis、略称IPAA)」の2種類があります。イレオストミーは小腸の一部を腹壁に開口し、便を外部の袋に排出させる方法です。一方、IPAAは直腸の一部を残し、腸を新たに肛門に接続して自然な排便を可能にします。どちらの手術も術後の生活様式に大きな変化をもたらします。

乳糖不耐症

潰瘍性大腸炎患者の多くが乳製品に含まれる乳糖に対して不耐症を訴えますが、手術後はこの症状が改善することが多く、再び乳製品を摂取できるようになります。

イレオストミーの管理

イレオストミーは毎日のケアが必要です。腹壁に設置したステーマに取り付けたプラスチック製のバッグは、満杯になるたびに空にし、週に一度はバッグ全体とステーマ周囲の皮膚を清潔に保つために交換・洗浄します。皮膚刺激を防ぐために、専用のクリームやパウダーを使用すると効果的です。

イレオ肛門嚢(IPAA)の食事注意点

IPAAを持つ患者は、刺激の強い料理や葉物野菜などが排便量を増やすことがあります。また、もやしやナッツ類は腸管閉塞のリスクを高めるため、摂取を控えることが推奨されます。食事は個人差が大きいので、医師や栄養士と相談しながら調整してください。

サポートグループの活用

米国クローン病・潰瘍性大腸炎財団(Crohn's & Colitis Foundation)などのサポートグループに参加し、同じ経験を持つ患者と情報交換をすることで、術後の不安を軽減できます。

有名な例

元サンディエゴ・チャージャーズのキッカー、ロルフ・ベニアシュケは1978年に大腸切除手術を受け、イレオストミーで生活しながらも、7シーズンにわたりプロフットボール選手として活躍しました。

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