手術室の概要と装置

米国国立衛生研究所(NIH)によると、毎年1500万人以上が手術を受けています。病院や外科センターの手術室は、無菌かつ効率的に手術を行うための環境と機器を備えた専用スペースです。

環境

手術室は涼しく、清潔で、明るく照らされています。手術に伴う感染リスクを最小限に抑えるため、無菌フィールド(微生物が存在しない領域)を確立し、維持することが不可欠です。無菌フィールドを作るために、手術部位の周囲に滅菌ドレープを敷き、手術器具や備品を置くテーブルには滅菌タオルを敷きます。患者は無菌フィールドの中心に位置し、そこに入るすべてのもの、手術チームのメンバーも含めて、すべてが滅菌状態である必要があります。

基本装置

  • 手術台は手術室の中心に配置され、上部に大型ライトが設置されて手術部位を影なく照らします。
  • 麻酔機と麻酔科医が必要とする器具を収納したカートは、手術台のヘッド側に置かれます。
  • ステンレス製のテーブルには、手術に必要な滅菌器具が整然と並べられます。
  • 止血や血管の封鎖に使用する電気メス(エレクトロカウタリー)も備えられています。
  • 心肺バイパス装置など、手術の種類に応じた特殊機器が必要な場合は、同室に配置されます。

モニタリング機器

手術室のモニタリング装置は、患者が術中に示す異常反応を即座に手術チームへ知らせます。

  • 心拍数と呼吸数を測定する多機能モニター。
  • 指先に装着するパルスオキシメータで血中酸素飽和度をリアルタイムに把握。
  • 腕に装着する自動血圧カフで定期的に血圧を測定。

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