給餌チューブの除去と回復ガイド
給餌チューブが必要になる理由
自分で食事ができない患者に栄養を補給するために給餌チューブが使用されます。手術後の嚥下機能障害や、嚙む・飲み込むことが困難な疾患、化学療法などで消化が難しくなる場合に用いられます。通常は一時的な手段であり、最終的には除去が必要です。
給餌チューブの種類
挿入部位により大きく2種類に分けられます。
- 鼻から食道を通って胃に達する「経鼻チューブ」は短期間の入院中に使用されます。
- 外科的に直接胃に設置する「胃瘻チューブ」は長期的な栄養補給に適し、衣服で隠すことができ目立ちません。
給餌チューブの除去方法
- 経鼻チューブは、単に引き抜くだけで除去できます。
- 胃瘻チューブは、チューブ先端を曲げたり小さなバルーンで固定されているため、固定部を切断し、残りのチューブは胃内に残すか、必要に応じて全抜きします。
除去後の回復
短期の経鼻チューブ除去は比較的早く回復し、数週間程度の喉や鼻孔の違和感が続くことがあります。長期の胃瘻チューブ除去も、胃内に残した部分は自然に吸収されるため、特別な回復期間は必要ありません。全抜きした場合は、胃壁や皮膚に縫合が行われ、創部はすぐに治癒します。
除去後の注意点
除去部位から異常な分泌物が見られたらすぐに医師に連絡してください。また、経鼻チューブ除去後に鼻や喉がひどく痛む、出血や炎症が続く場合も同様に受診しましょう。
