腎臓移植後の栄養管理
腎臓移植後は、手術の回復と免疫抑制薬の副作用に対応するため、バランスの取れた食事が不可欠です。傷の治癒を促し、血糖や血圧の管理を助ける栄養素を意識しましょう。
たんぱく質
手術後1か月は特に回復が重要です。傷の治癒と筋肉維持のため、十分なたんぱく質とエネルギーを摂取してください。プレドニンなどのステロイド薬を使用している場合、筋肉の分解を防ぐためにもたんぱく質が重要です。肉、魚、乳製品、卵、ナッツ、豆類、豆腐などを積極的に取り入れましょう。
糖質
ステロイド薬は血糖の利用を妨げ、高血糖(ハイパーグリセミア)を引き起こすことがあります。そのため、糖質と炭水化物の摂取を抑えた食事が推奨されます。血糖値が上昇した場合は、医師の指示に従い特別な食事管理を行いましょう。
ナトリウム(塩分)
プレドニンなどの薬は体内でナトリウムと水分の保持を促し、血圧上昇の原因となります。塩分の多い加工食品や調味料は控え、調理時にも塩を加えすぎないように心がけてください。
カリウム
使用している薬によっては血中カリウムが上昇したり低下したりします。医師と相談のうえ、必要に応じてカリウムの多い食品(乾燥果実、オレンジ類、トマト、アボカド、バナナ、葉物野菜、ジャガイモ、豆類、乳製品、ナッツ、チョコレートなど)を制限してください。
長期的な課題
ステロイドやその他の免疫抑制薬の影響で、体重増加やコレステロール値の上昇が起こりやすくなります。低脂肪・低コレステロールの食事を心がけ、定期的な運動を取り入れることで、健康な体重と心血管リスクの低減を目指しましょう。
